32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:04:24.14 ID:eTDjWCeIO
先に口を開いたのは言峰の方だった。
何の感情もこもっていない、報告書を読み上げるような声で「私にはおまえを愛せなかった」と告げた。
四月一日(そんな。どんなことも楽しいと思えないってことは、誰かを愛することも出来ないってことなのか?)
女は言峰の言葉を微笑みながら聞いていた。そして。
「――いいえ。貴方は私を愛しています」
四月一日「なっ!」
そして女は微笑みながら自害した。
触れないとわかっているはずなのに思わず駆け寄った。百目鬼遥は動かない。言峰綺礼も動かない。
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