344: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/13(木) 21:41:32.09 ID:pfFrnmGA0
四月一日「・・・・・・」
彼女と自分が無関係だということはわかっている。しかしだからと言って、道具として扱われ、諦観しきっている彼女を見過ごして何もしないこともできなかった。
もし。もし、自分に何かできるのならば。
侑子「・・・ねえ、四月一日。本当に彼女にかかわりたい?」
四月一日「・・・はい」
侑子さんは忠告するように話し始めた。
侑子「四月一日が思っている以上に、魔術師は危ないわよ? 四月一日なんて、格好の研究対象。下手にかかわれば死ぬかもしれない。いいえ、それはまだいいほうね。原型をとどめることができていたら幸運よ」
四月一日「原型・・・!?」
原型をとどめられたら幸運なほう。確かに恐ろしいが、あまりに突拍子がなさ過ぎて現実感がなかった。
侑子「それに、もし彼女自身が変化を望んでいなかったらどうするのかしら?」
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