355: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/14(金) 00:08:01.56 ID:8ZXiT96a0
ソラウ「どうしてこの私が! 出会ったばかりのあなたにそんなことを言われなくてはいけないの!」
それは激昂だった。
普段のソラウからは想像もできない態度。
いままで少しは疑問に思ってきたこと。「なぜ私は道具なのか」という些細な疑問。疑問を抱いてはいけないと、抱いたらさいご自分自身を傷つけると感ずいていたからこそ、思考を避けてきた問題。
いままで、周りも自分も誰も踏み込まなかった領域、そんな繊細なところにずかずかと踏み込まれた。
だからソラウは激昂した。
ソラウ自身も、なぜこの領域に踏み込まれたから激昂したのかは分かっていなかった。
ソラウ「ケイネ・・・!!?」
ソラウは思い切り右腕を振り上げる。パスを使用するには必要のない大ぶりな動作だったが、激昂したソラウは気付いていなかった。
そして、そのソラウの右腕を誰かがつかむ。
百目鬼「まて」
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