493: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/19(水) 00:24:29.08 ID:3Xtw6mOF0
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【アインツベルン城】
アーチャー「ーーー別にあれを倒してしまっても構わんのだろう?」
アインツベルン城の一室に監禁されていた士郎を救出した後、もうすぐ城から出ていけると思ったとき、イリヤが現れた。
あのバーサーカーの圧倒的な強さはこの場にいる全員が身をもって知っている。
マスターのうちまともに戦えるのは凛のみ。サーヴァントもうち一人は戦闘不能、一人は負傷中といった状況だ。
そんな絶望的な状況の中、圧倒的な力を持つ大英雄を前にして、赤い弓兵は堂々と言い放った。
一人で相手をするなど無理に決まってる、と俺は思った。しかしここで足止めしなければイリヤスフィールは再び士郎をさらいにくるだろう。逃げきらなければ、助けにきた意味がない。
言葉を交わす弓兵と士郎を尻目に、佐々木さんが話しかけてきた。
小次郎「して、どうする四月一日」
四月一日「・・・・・・」
主語のない質問でも十分わかった。残るか否か、佐々木さんは聞いている。そして俺の意見を尊重してくれるだろうこともわかった。
すぐに答えられなかった。
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