58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2012/08/10(金) 23:52:30.83 ID:7byjdsi80
【ミセ】
侑子「そう。彼はそう決めたのね。あの夢は限りなく現実に近かったから、どちらでも死んでしまったんでしょうね」
四月一日「・・・・・・侑子さんはこの結末を知ってたんですか」
侑子「どうしてそうおもうのかしら」
四月一日「昨日だけ、「またね」じゃなくて「さようなら」って言ってましたから」
侑子「まあ、こうなるだろうとは思ってたわね」
後味が悪いなんてものではなかった。
どこまでも美しく行きたかった聖職者は、どうあがいてもそうはなれないとこの世に生まれ落ちた瞬間から決められていたのだ。
美しく生きようと願い、己の本質にふたをして、それでも虚無に耐えられず答えを知りたいと願い、己を呪ったまま死んでいった。
四月一日「あの人は、なんのために生まれたんですか・・・っ!? これじゃあまるで絶望するためだけに生まれたみたいじゃないですか!」
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