586: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/23(日) 16:52:29.95 ID:wnPxS+ic0
意識が再び現実に戻ってくる。
四月一日「セイバー、さん?」
さっき対峙していたのは間違いなくセイバーさんだ。
しかし、なぜ?
それに無月と呼んでいた獣はーーー
管狐「−−−−−−?」ダイジョウブ?
四月一日「ッゥーーーー!」
だめだ、これ以上思考してはいけない。
俺は頭を振りかぶって公園から逃げ去るように再び走り出した。
俺は四月一日君尋だ。
10年前から一人暮らしをしていて、菓子作りが得意で、中学の時に士郎に出会った。
その記憶はまぎれもなく本物なのだから。
ーーーでは10年よりさらに前の記憶は?
四月一日「・・・・・・」
それより前の記憶がない。
料理を習った記憶がない。
親と過ごした記憶がない。
自宅のアパートの大家さんの顔がおもいだせない。
ほかの親戚に会ったことがない。
俺は、いったい・・・
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