604: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/26(水) 23:47:30.20 ID:lYHC0d/k0
君尋「いくら不可抗力だったとはいえ、俺はこいつの願いをかなえなければならなくなった。・・・で、あんたはどうなんだ。満足できたか」
言峰「・・・いや、これでは足りない。私のような悪が、このような悪が生み出された理由があるはずだ。その理由を私は知らなければならない」
君尋「そうですか」
破滅するとわかっていてなお言峰の願いを受諾したのは俺だ。
ならば、その責任は俺が取らなくてはいけない。
君尋「あなたの願い、叶えましょう」
ふと、彼女ならばどうしたのだろうかという疑問が頭によぎった。
俺は、理不尽な役割を押し付けられてしまった存在を、身勝手にも「救えるのなら救ってやりたい」などと考えてしまったが・・・
あの人ならば、おそらく違った願いを叶えるに違いないと思った。
悪夢の炎の中で、俺は願いの対価を受け取った。
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