698: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/10/07(日) 20:22:40.86 ID:fqesAtx80
 百目鬼が先頭を走る四月一日に声をかけた。 
  
 百目鬼「何か策はあるのか」 
  
 四月一日「ない! でもじっとしておくわけにもいかないだろ!」 
  
 この中で敵サーヴァントに対抗しゆるのは、セイバーのみ。わかれて捜索することも難しい。 
  
 士郎(いや、俺は……) 
  
 投影ーーーグラデーションエア。遠坂いわく俺の投影は異常なのだそうだ。 
 それならあるいはサーヴァントと対抗できるのではないだろうか。 
 チチチ、と剣の鳥がポケットから飛び出して俺の肩に止まり、小さく鳴いた。 
  
 士郎(ーーー剣) 
  
 そう、たとえば剣を投影すれば対抗できるのではないだろうか。 
 ーーーたとえば、アーチャーの持っていた夫婦剣のような。 
  
 四月一日「衛宮くん、何か場所の心当たりとかはない?」 
  
 士郎「……悪い、思いつかない」 
  
 手掛かりはない。俺たちはキャスターの捜索を続けた。 
  
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