過去ログ - 会長「桜野くりむのオールナイト全時空VIP出張版リニューアル!」
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388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2012/08/11(土) 22:01:43.36 ID:yKrM/CML0
会長「………………杉崎は、もし私と春に会わなかったら。今はどうなってたと思う」

杉崎「考えたくないですね。本当に、それは俺にとって最悪のIFです」

杉崎「だけど敢えて想像するなら、貴女に会えなかった俺はまだ愚者のままでした」

杉崎「一度に二人の女性を好きになって傷つけて、それで一人だけ格好つけて罪を背負った気になってただけの愚か者のまま俺は日々を過ごしてたと思います」

杉崎「友達もいなかっただろうし、生徒会にも入らなかっただろうし、成績も悪いままで」

杉崎「そのまま惰性で日々を生きて、二年くらいになると推薦とるために適当に勉強して教師におべっか使ったりして」

杉崎「たぶん。つまらない人生を、送ってたと思います」

会長「そう」

杉崎「ははははっ。そう考えると俺の人生って春に会長に会うか会わないかでかなり変わっちゃいますね」

杉崎「でも貴女に会えたから、夏には深夏に、秋には知弦さんに、冬には真冬ちゃんと出会えたんだと思うんです」

杉崎「俺は皆のことが好きだし、そこに順番をつける気はありません」

会長「……うん」

杉崎「だけど碧陽で一番最初に好きになったのは貴女です。それだけは動きません。貴女がこれからも貴女でいる限り、俺はずっと会長のことが大好きです」

会長「そ、そこはお礼を言うところ、なのかな」

杉崎「って何時の間にか観覧車も終わりですね」

会長「終わればまた乗ればいいのよ」

杉崎「会長?」

会長「終わっても、また乗ればいいの。終わっても、まだ終わらないの」

杉崎「いいですね、それ」

 会長や知弦さんは3月には卒業だ。深夏や真冬ちゃんも4月からは別の学校に転校する。
 来年の4月には碧陽学園から今代の生徒会役員は俺一人しかいなくなる。それは寂しいことだ。
 だけど、それで全てが終わるわけじゃない。
 俺達が生徒会役員でなくなったとしても、生徒会が終わったとしても、俺達は終わらない。
 生徒会じゃなくても別の形で一緒にいることは出来るはずだ。そういう未来もあるはずだ。

杉崎「また来ましょうね会長。今度は知弦さんや深夏や真冬ちゃんと、皆でデートしましょう」

会長「勿論だよ!」


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