16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国四国)[saga]
2012/08/07(火) 20:19:26.22 ID:D8IZTnp+0
魔女が、この日、この時に現れることは、ループした経験から知っていた。
対ワルプルギスに備え、この魔女には今まで手を出さないでいた。この魔女は、後に別の魔法少女に倒され、結界に入り込んだ一般人が、
一人餌食となることもわかっていた。まどかを救うために、不要な戦いは避ける。それが以前の彼女であった。
まどかの為に何かを犠牲にすることは、今の彼女にはできない。その事実が、まどかを絶望に押し込めるのだから。
一人でも多くの物を救わなければならない。彼女は今まで見逃していた魔女に戦いを挑んだ。
「くそっ・・・・」
ほむらは焦りを感じていた。今日3体目の相手である、剣の魔女。
6本の手を持った赤い骸骨の魔女。剣を一番上の二本の手に握り、残りの下の手で、巨大なチャクラムを投げつけてくる。
残りの武器はグレネード5枚のみ。時間を止めて、一気にグレネードを叩き込む。それしか道はない。今ここで逃がせば誰かが死ぬ。
一度きりのチャンスをほむらは伺っていた。
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