3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国四国)
2012/08/07(火) 19:09:57.13 ID:D8IZTnp+0
「初日からギリギリですよ〜。アーチボルト先生」口を尖らせて和子は言った。
「申し訳ない、まだこの国慣れていないもので」適当な言い訳でごまかす。本当は昨日夜遅くまで起きていて・・何故
起きていたのだ?・・・・考えろ、何かを忘れている・・・・とても大切なことだ。
「先生!聞いてますか!?」
「え、ああ、申し訳ない。」和子の声でケイネスは我に返る。
「さっ、ホームルームに行きますよ。自己紹介考えといてくださいね。ああ、そういえばちょうど今日転校生も
来るんですよ。」
「転校生ですか?」
「そうそう、なかなか美人な子で〜」歩きながら、ケイネスと和子は談笑する。
先ほどから感じる違和感は何なのか、ケイネスにはわからない。あるものを見れば、ある言葉を口にすれば全てを思い出すような・・・。
喉まで来ているが、そこから出てこない。そんなもどかしい感覚がする。
「さ、付きましたよ。準備はいいですか?アーチボルト先生」
「いつでも」
ひとまず考えるのはやめにしよう。ひとまず目の前のことに集中せねば。ケイネスは気持ちを切り替えた。
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