過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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448:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/08/10(金) 22:44:49.11 ID:h+HMPnOq0
判定2：セイバー「……マスター、貴女には『聖杯』としての役目がございます」



愛歌「だから、士郎。私と一緒に――」


水色のドレスの少女は嬉しそうに橙髪の少年へと手を差しのばし――


――ざしゅっ、とその胸に赤い花が咲かせた。


突然のことに士郎も綾香もルヴィアもフラットも、誰も反応できなかった。
セイバーもアーチャーもバーサーカーも、唯呆然とその光景を見ているしかなかった。
当の本人である愛歌など、何が起こったのか、理解も出来なかっただろう。


一人、彼女の背後に立つ白い甲冑のセイバーを除いては――


セイバー「――マスター。貴女には、『聖杯』としての自覚が足りません。『聖杯』とはこの戦争の勝者に与えられべき品です。
　　　　　　万物の願望機であるが故、それは『無色』であるべきです。ましてや、誰かへの肩入れや恋慕など、赦されるものではございません」


そう言って、セイバー、ギャラハッドは己のマスター、沙条愛歌からするりと剣を抜き捨てる。
既に死しており、聖杯としての残留魔力で動いている愛歌はこの程度では死なない。



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