過去ログ - うちはイタチ「今からお前を強くする」 佐天涙子「えっ?」
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◆yh7XZ6hD3o
2012/08/09(木) 12:52:26.66 ID:qKRYSEPW0
イタチは目の前にいる『何か』に話しかける。
その『何か』は、白い装束を身にまとい、背中からは銀色の翼が生えている。頭上には金色に輝く輪がついている。一言で言うなら、『天使』であった。
「そなたこそ、勝手に『ここ』に来るとは、何者だ?」
「俺は、涙子の師匠、とでも言おうか。」
「ほう。涙子の師匠、か。それより、ここから出て行ってもらおうか。」
「(こいつから感じる力は何だ?チャクラでもない・・。だが、このパワー・・。尾獣に匹敵する!いや・・、それ以上か・・・。ならなぜ、彼女に今までエネルギーを供給してこなかった?『中』にいるのなら、エネルギーを供給すれば、彼女は少なくとも無能力者ではなかったはず・・。ここは・・・。)待て。」
「何だ。」
「多分、俺はここでお前に反抗したところで多分勝てない。それほどの力があると俺は思っている。だが聞きたい。お前は何故、それほどの力がありながら、彼女に力を与えなかった?」
「そなたの見る目は本物のようだな・・。いや『眼』といっておこうか。それはな・・・、」
「・・・。」
「『あの男』が目をつけてくるからだ。」
「『あの男』とは一体何者だ?」
「史上最低の『魔術師』だ。あの男の顔は二度と見たくない・・。」
「史上最低の魔術師か。その男に目をつけられるとどうなる?」
「彼女は恐らく社会的に死に、我も囚われの身となってやつの野望をかなえるための道具となるだろう。」
「成程。下手に力を使って、その男に気づかれないために力を一切与えず、彼女を無能力者に留まらせることで生きさせようと・・。」
「そういうことだ。わかったら、早く・・・、」
「頼みごとがある。」
「注文の多い人間だな。今度は何だ?」
「彼女に力を与えてほしい。」
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