過去ログ - システムさん「安価で女装ギャルゲー風SS」part3
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165: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/08/11(土) 21:48:22.54 ID:Q9WbLp1d0
1、遅刻がなんぼのもんじゃい


授業に遅刻するからなんだと言うのだ。
貴方は今、しなければならない事がある。それと比べたら、授業なんて。
男、貴方。早歩きで一年生の教室に向かう。

□―――――――――――,□
｜学院校舎内・１年生教室棟｜
□―――――――――――,□

貴方は一年生の教室を見て回る。

…………どこにも、いなかった。
どう言う事だ？　愛は今日、登校していないと言う事か？

それなら、貴方が会えなかった事も理解できる。
だけど、それはそれで、心配だ。何があったのか。

貴方は、生徒の一人を捕まえて尋ねた。

貴方「ちょっといいかしら。愛さんって、知っているかしら？　髪の……長い女の子なのだけれど」

＊「愛さん？　愛さんなら、今日はお休みです」

貴方「どうしてか、分からないかしら？」

＊「そこまでは分からないです……」

貴方「そう。ありがとう、止めてしまってごめんなさい」

＊「いいえ。失礼します」

今の生徒の話が本当なら……いや、まるでわからない。
貴方には、自分の所為で愛が休んだ、としか思えないのだ。
あんな変態的な事をされて、それで傷付かないわけがないのだから……傷付かない図太い人もいる事にはいるが。

とにかく、今日、学院にいない事は分かった。後は、どうしよう。

貴方は教室に戻った……やっぱり、授業には遅刻した。

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