過去ログ - システムさん「安価で女装ギャルゲー風SS」part3
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663: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/08/19(日) 00:21:46.55 ID:3jXTDNKK0
コンマ「2」＝偶数

何回も寮の周囲を周回し、時に倒れながら、貴方は眼鏡と二人三脚の練習をした。
それは日が暮れるまで続き、そして、貴方と眼鏡は、なんとか走れるまでにはなった。

貴方「ふう、ふう。今日はここまでにしましょう。日が暮れました……」

眼鏡「はぁ、はぁ。そ、うね。疲れた……！」

眼鏡はその場に座り込み、貴方の脚と結ぶリボンを解く。

それを確認して、貴方も、眼鏡の隣に座る。

眼鏡「……案外、いけるものね」

貴方「そうですね。最初は、どうなる事かと思いました」

眼鏡「……付き合ってくれて、ありがとう」

貴方「それは、私も言える事です。ありがとうございます」

眼鏡「……汗、気持ち悪い」

貴方「そうですね……」

貴方は、眼鏡の方を見る。
はたはたと、ジャージの襟元を動かしていた。その時に見える、鎖骨、その、奥。

一際、心臓が強く打った。続いて、風に乗って流れる、つんとした酸っぱい臭い。
これは、汗。でも貴方のではない。きっと、眼鏡の物だ。

眼鏡「涼しい」

貴方「……そう、ですね」

眼鏡「……どうしたの」

1、自由行動

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