過去ログ - システムさん「安価で女装ギャルゲー風SS」part3
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◆EEWQeQ.ZIg
[saga]
2012/08/20(月) 21:53:04.29 ID:HEMXWsro0
先輩「好きに座っていいわ」
先輩に言われ、貴方はとりあえず、備え付けの椅子に座る。
ふとテーブルを見ると、そこにあったのは高級そうなお茶菓子。
常に客を受け入れる準備をしている、らしい。
この時点で、貴方との意識の差が明確だ。
貴方は部屋を見渡す。
先輩の部屋は、貴方の部屋とは違い、女の子らしい雰囲気に溢れていた。
と言っても、そう言う事に疎い貴方は、どこがどう女の子らしいのかは分からない。
それでも、とにかく目に付くファンシーな人形の数々。
そして、見渡すだけで、丁寧に掃除されているのが分かる。
先輩「そんなに見られると、ちょっと恥ずかしいわね」
貴方「あっ、ごめんなさい」
先輩「いいのよ、はい、どうぞ」
先輩が差し出す紅茶……香りだけで、貴方が出すようなインスタントとは格が違うのが分かる。
貴方「負けた」
先輩「え?」
貴方「いいえ、なんでもっ。頂きます」
先輩「ええ、どうぞ」
……まあ、元より張り合う気は無かったのだが、ここまで露骨な差があると、意識せざるを得ないと言うかなんと言うか……。
先輩「それで、どうしたのかしら。何か、話でも?」
先輩の言葉で、貴方は思い出す。
用事、用事は
1、自由行動
2、貴方「なんとなく、来ただけです」
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