過去ログ - システムさん「安価で女装ギャルゲー風SS」part3
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935: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2012/08/23(木) 00:49:57.33 ID:mykR8ddP0
5、自由行動「橋の下の皆は元気かな…」


貴方「橋の下のみんなは元気かな……」

貴方は、この学院に転入する前の事を思い出す。

貴方が良く遊びに行った、あの橋の下。
そこには、色々な人がいた。

元多重スパイを自称する自衛隊を引退した中二病で垂れ目のお兄さん。
彼の育てていたスイカは、今もすくすくと育っているだろうか。
占い師のおばあちゃんもいた。彼女の占いは当たるんだか外れるんだか、どっちもどっちだった。
あと、曰く研究者。何を研究していたのかは遂に教えてくれなかったが、そんな事より、美人だった。
忍者のような人もいた。思えば、あの時ハットリくんの真似をしたのはあの人の事があったからかもしれない。
いつも犬の着ぐるみを着たあの人。年がら年中、ずっと着ていた。今考えても、謎だ。
ミステリアスな雰囲気の手品師が、好きだった。彼の手品は、本当に分からない、まるで魔法だった。
貴方から見ても分かる天才のハッカーがいた。橋の下でどこから電源を通したのか、いつもパソコンと向き合っていた。
……そう言えば近所のワルガキ。あの悪戯小僧には、中々に痛い目を見せられた。
それと、何故か、本当に何故か、武術の達人を自称する人間が四人いた。実際に彼等は強かったので、本当なんだと思う。

……その合計十二人と、貴方は、とても仲が良かった、と思う。

そして、その中に、異世界の住人だと言う人間が七人いた。
忍者と、着ぐるみさんと、手品師と、武術の達人四人。
一体何の理由があってこの世界に来たのか、教えてもらった気がするのだが、あまりよく覚えていない。
まあ、嘘かもしれないのだが。逆に、本当かもしれない。

……夏休みに入ったら、あそこに帰るのも良いかもしれない。
そうしたら、今度こそ、色々と聞きたい。

貴方「その前に、手紙でも出してやろうかな」

そんな事を懐かしみながら、貴方は過ごした。


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