過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/08/15(水) 00:45:54.22 ID:kG+JhrzV0
元親友ということもあり(神裂にとっては今もそうだが)、一つ一つのやり取りはのんびりと仲が良く見える。
また親友に戻れそうなものだが、と思いつつフィアンマは一足先に食事を終えた。
三人の中で最も食べる量が少ない為、最も早く食事が終わるのも当然の事。
だからといって席を立つ程の急用は無い為、フィアンマは見つめるでもなしに二人の食事風景を眺めた。
インデックスは天真爛漫さを表すかのようにもぐもぐと口いっぱいに頬張っては幸せそうに感想を言い。
神裂火織は生真面目さを表すかのように楚々と少しずつ食べ、インデックスの声に目を細めて微笑む。
まるで母娘、はたまた姉妹のように和やかな風景。
人間同士のやり取りで気持ちが解されるのも珍しい、と思いながら、フィアンマは二人の様子を眺めた。
インデックス「美味しいんだよー、ほっぺた落ちそうかも!」
『おいしい! おにいさん、これほんとにいいの?』
『あぁ、全部食べて良いぞ』
神裂「口の端についていますよ」
『けが、もうなおった…おにいさん、まほうつかいなの?』
『あぁ、そうだよ。俺様は魔法使いだ』
インデックス「おかわりーっ!」
『まほうつかいなら、おれをたすけてよ。もういやだよ、どうしておればっかり、』
『…今の俺様では、役不足だ。すまないな、…すまない』
神裂「注いできます。器はこれで良いですか?」
『……じゃあ、いじめのないせかい、つくってね。いつか…やくそくだよ』
『約束する。もう二度と誰も不幸を嘆かない世界を創ってやる』
インデックス「うん、お願いするんだよ」
『まほうつかいのおにいさんがやくそくまもるときまでに、おれはひーろーになってるかなぁ』
『きっと、成っているよ。俺様にはなれないから…お前は頑張ってくれ。誰から疫病神と言われても、どんな目に遭っても、胸を張って生きていろ。生きてさえいれば、必ず誰かがお前を笑顔にさせてくれる。素敵な出来事がある。幸せになれる』
『うーん、おにいさんがいうならそんなきがしてきた』
(綺麗事だ、俺様はあの子供を傷つけて世界を救う)
インデックス「ありがとう、かおり」
神裂「いえいえ、どういたしまして。…、…どうかしましたか? 顔色が優れないようですが」
フィアンマ「……、…あぁ、問題無い」
純真無垢な笑顔と、優しく見守る笑顔。
そんな様子を見ていたら、余計なことまで思い出し、回想してしまった。
フィアンマは緩く首を横に振る。
フィアンマ「少し、疲れが残っているだけだよ。片付けは任せた」
神裂「はい、わかりました」
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