過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
1- 20
120: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/18(土) 16:58:55.84 ID:/L4nrJN/0

学生でいえば夏休みの終わる頃。
フィアンマはインデックスに強請られるまま、水族館へとやってきていた。

インデックス「茹でると真っ白になるのに透明って不思議だね」

フィアンマ「生物を見る度に食欲と直結させるな」

優雅に泳ぐイカをじーっと見つめ、インデックスはきらきらと目を輝かせる。
別に幸福だという訳ではなく。
これまでのエピソード記憶を喪ってきている彼女は見目よりも内面が幼い。
誰かと過ごした事、優しくされた事、全て忘れてしまっているのだから、当然の事なのだが。
きょろきょろと辺りを眺め、騒がしくない程度にはしゃぐ彼女の姿はまるで幼児のように微笑ましい。

インデックス「…か、…蟹…」

フィアンマ「………」

土の中からひょこりと顔を覗かせた小さい蟹に対してヨダレを垂らしかねないインデックスの額に軽くデコピンを食らわせるフィアンマ。
むむむ、と頬を膨らませるインデックスの様子に、フィアンマは肩を竦ませるのみ。
昨日これと同じような流れがあり、インデックスに噛まれた彼は涼しい顔をしていた。
恐ろしきは、人間味の切り離し。

フィアンマ「…で、腹は空いていないのか」

インデックス「まだ大丈夫かも」

フィアンマ「そうか」

インデックス「あ、でもおやつ食べたいなっ」

フィアンマ「…この時間に間食か。まぁ構わんが」

インデックス「うん。>>122が食べたいんだよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
381Res/308.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice