過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[sage saga]
2012/08/18(土) 23:29:38.46 ID:EIDZrt7AO
《ほん怖見てました》
学生で言えば夏休み半ばの頃。
インデックスが強い興味を示した為、フィアンマはテレビを購入した。
DVD再生機能付のソレを購入した為、近場のDVD店からホラー(怖い話の再現ドラマ集)を借り、自宅で再生していたのだが。
インデックス「あ、ぅ…あぁ…」
じわじわ、と丸い瞳に大量の涙を浮かべたインデックスは、フィアンマの左腕にしがみつきながらもテレビを見つめている。
ホラーの質の高さを誇る日本のソレを借りたのだが、恐怖の根源が見えない和風ホラー特有の粘ついた恐ろしさにがたがたとインデックスは震えた。
対してフィアンマは驚くでも無く暇そうにテレビ画面を眺め。
インデックス「み、ミハイル、ミハイル」
フィアンマ「ん?」
インデックス「う…う…うううー!」
ちらりと見やったテレビ画面に現れた女の恐ろしい笑顔に耐えきれ無かったのか、インデックスは泣き出しながらフィアンマに抱きついた。
インデックス「こ、怖いんだよ…ひくっ、」
フィアンマ「ホラーなのだから、怖いのは当たり前だろう」
インデックス「う、ふぇ…こわ、怖い…」
丁度DVDが終了し、テレビを消すと、当然の事ながら部屋は静寂に包まれた。
響くのは少女の泣き声のみ。
別に可愛さアピールではなく本気の恐怖から来る涙。
フィアンマ「禁書目録」
インデックス「な、っぐす、なに、かな」
フィアンマ「…幽霊程度なら、俺様が祓ってやる。だから泣くな」
インデックス「……、うわぁああああん!」
フィアンマ「…より一層泣くというのはどういう事だ」
安堵によって増した涙に、青年は困惑するばかりだった。
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