過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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180: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/27(月) 22:41:38.71 ID:AfMWisYj0

色々と考えてみたはいいものの、中々良い事は浮かばず。
そういえば、オルソラという修道女とは最近会っていないが、元気だろうか。
こうと決めたらやり通すインデックスは、自衛すべく『歩く教会』を身につけて近くの教会へ向かった。
そこのシスターは色々と情報に詳しい事に加えて少女に甘く、インデックスの要求に悩み悩み答えた。
親が子供に話すかのように、色々とオブラートに包んだ表現ではあったけれど。
インデックスは静かに聞き、しっかり覚えると目を伏せた。
何か、ショッキングな出来事が起きたようだ。
ひとまず命は助かったようだけれど、きっと、もう会う事は出来ない。

落ち込んでいるインデックスに、その修道女はおずおずとオルソラの自宅の場所を教えてくれた。

キオッジア。

地図も見せてもらい、記憶したインデックスは迷わないよう気をつけて向かった。
出迎えてくれたオルソラは心労からか少々顔色を悪くしていたが、優しくインデックスを出迎えてくれた。

オルソラ「お久しぶりでございますよー」

インデックス「久しぶりかも。…元気無いけど、大丈夫?」

オルソラ「見た目よりも元気でございます」

にこ、と微笑んでみせるオルソラ。
しかし、無理をしているようにしか思えなかった。
イギリス清教にも一応籍を置いているインデックスだからこそ、オルソラはこうして安心して会う事が出来た。
その安堵から、心労が顔に出てしまっても致し方無い。

インデックス「荷造り手伝うんだよ」

オルソラ「良いのでございますか…?」

インデックス「勿論かも。あ、でもお礼に…」

オルソラ「ご飯でございますか?」

インデックス「そ、それもそうだけど」

オルソラ「?」

インデックス「美味しいご飯の作り方、教えて欲しいんだよ」

オルソラ「…あの方に料理でアプローチでございますね!」

インデックス「なっ、何でそうなるの!? 違うかも!」

焦るインデックスの言葉を聞いているのかいないのか、オルソラはのんびりとした調子で頷いた。
オルソラの脳内ではインデックスが恋する乙女に変換されてしまっているらしく(確かにあながち間違ってはいないのだが)、本日は荷造りそっちのけで料理教室が始まった。


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