過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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182: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/27(月) 22:43:32.90 ID:AfMWisYj0

オルソラが旅立つ日まで毎日荷造りの手伝いと料理を習いに行き。
しかし、そんなインデックスの元に、フィアンマは中々帰っては来なかった。
それでも、フィアンマが帰ってきた時、少しでも上達した料理の腕を見せる為に、インデックスは努力し続けたのだった。

オルソラ「上条当麻、という優しく強い少年が救ってくださったのでございます」

インデックス「カミジョウ?」

オルソラ「東洋人…日本人の少年でございます」

インデックス「無茶してまで助けるなんて、すごいかも」

オルソラ「彼自身は無茶だと思っていないのかもしれません。ヒーローと呼ばれてもおかしくない方でございます」

インデックス「ヒーロー…」

インデックス(私にとってのミハイルみたいな感じ…なのかな?)

オルソラ「確かに彼はすごいのでございます」

インデックス「久しぶりに話が巻き戻ったかも。ある意味本調子ってことだね!」

オルソラ「ヒーローとは確か」

インデックス「説明されなくても大体分かるんだよー!」




九月二十七日。
久しぶりに、フィアンマは家に帰ってきた。
ただ、あまり機嫌が良いようには思えず。
また彼が調子を取り戻してから料理を振る舞えば良い、そう思い、インデックスは言葉を呑み込んだ。

インデックス「お帰り、ミハイル」

フィアンマ「…ただいま」

そう言い、彼はシャワールームに閉じこもってしばらく出てこなかった。
長い時間仕事に拘束され、疲れてしまったのだろうか、とインデックスは心配する。
ベッドメイキングはオルソラに(料理以外の家事も学ばせてもらった)教えてもらった通り、自分としては完璧に済ませた。
風呂から上がったフィアンマは水を飲み、半ば倒れるようにベッドへ潜り込んで眠り始める。

インデックス「……うん、起こしたら悪いんだよ」

寂しかったけれど、起こしてしまうから。
ハグは我慢し、インデックスはしょんぼりと微笑むのだった。


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