過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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196: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/28(火) 15:21:36.15 ID:NtNylO9h0

その日の夜に、フィアンマは帰ってきた。
何か良い事があったのか、しかし、それにしてはあまり嬉しくなさそうな様子で。

インデックス「何かあったの?」

フィアンマ「…いや、何も無いよ」

インデックス「…何か出来る事があったら手伝うんだよ」

にこ、と純真な笑み。
インデックスの提案に、フィアンマは笑って首を横に振る。

フィアンマ「良い歳をした大人が子供の知恵を借りるというのもな」

インデックス「何度も言ってるけど、子供扱いしないで欲しいかも」

むすくれるインデックスに顔を近づけ、固まる少女に吐息のかかる距離で。
フィアンマは口元を歪ませつつ、低い声で囁くように言う。

フィアンマ「何だ、一人前に扱って欲しいのか?」

インデックス「う…あ、当たり前なんだよ!」

フィアンマ「なるほど」

言うなり、俗に言うお姫様抱っこで抱きかかえられて。
とさ、と存外丁寧にベッドへ降ろされたインデックスは、きょとんとしながらフィアンマを見上げる。
フィアンマはインデックスの顔の横に手をつき、再び低い声で言葉を紡いで問いかけた。

フィアンマ「…子供であればまだしも、男と"女"が一つの部屋に居るんだ。この体勢になった意味は分かるだろう?」

インデックスの性別を強調するような言い方。

嗚呼、確かに道理には適っているともいえる、おかしくはない。
男性と少女(=子供)との間でそのような行為に及ぶのは世間の間では評価されないものの、お互い一人前の男性と女性であれば話は別だ。
まして、インデックスはフィアンマに金銭的に世話になっている。
養ってやるから抱かせろ、とは比較的よくある話だ。

インデックス「…ぇ…、…」

怒っているのだろうか、分からない。
多分怒ってはいないのだろう。多分。

こんな時に限って、インデックスの脳内では昼メロドラマのベッドシーンが再生され。
硬直するインデックスの前髪を指先でそっと退け、視線を合わせるフィアンマの表情は無表情とも楽しそうともつかない。
つつ、と。
青年の、爪がきっちり切り揃えられた人差し指は、インデックスの頬から首筋へ向かってゆっくりとなぞり。

フィアンマ「…抵抗せんのか。禁書目録」

インデックス「>>198



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