過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
↓
1-
覧
板
20
222
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/08/30(木) 18:08:23.68 ID:aaamNxL70
フィアンマ「…お前の作った味噌汁が食べたい」
インデックス「ミソシ…うーんと…あ、わかった! ミソスープの事?」
フィアンマ「そういう事になる」
インデックス「頑張ってみるんだよ。…ミハイル、もしかして和食好きなの?」
フィアンマ「納豆とやらは好かんが、基本的には好きだ」
インデックス「ナット…工具、じゃなくて…甘いやつかな?」
フィアンマ「それは甘納豆の事だろう」
インデックス「甘ナット…」
ダメだわからない、と首を傾げ。
ひとまず鍋にお湯を沸かし、インデックスは冷蔵庫を漁る。
ミソスープ―――味噌汁の具になりそうなものは、玉ねぎやキノコなど。
キノコと玉ねぎの味噌汁を作ろうと決めれば、きのこの苗床を切り落として捨て、軽く水洗いしてから鍋に入れ。
以前と見違えるインデックスの素早く的確な手つきを見、フィアンマは割と素直に驚いたような反応を見せた。
フィアンマ「勉強した、というのは嘘ではないようだな。習ったか」
インデックス「うん! ええっと玉ねぎ…」
手元を見つつ猫の手で玉ねぎを切る内、自然とインデックスの瞳が潤む。
玉ねぎを切った時特有の、むず痒いような感覚。
インデックス「ぅ…うぅ…」
ぐすっ、と泣き出しそうなインデックスの様子を眺め、後ろから抱きしめてやりつつ、彼は呆れたように言う。
フィアンマ「…線に沿って切る、というのは習わなかったか」
インデックス「何でだかこの玉ねぎは痛いんだよ…」
フィアンマ「そうか」
新たまねぎと玉ねぎではまた勝手が違う。
或いはオルソラは事前に玉ねぎを冷凍庫に入れていたのかもしれないが、フィアンマはインデックスが誰に料理を習ったのかは知らない。
フィアンマから料理の基本や応用を習いつつ夕食を作り終え、インデックスは満足そうな表情を浮かべていた。
インデックス(何だか新婚さんみたいかも?)
メインには手元の材料で洋食を据えて席に着き、食べ始める。
大方上手く出来た。途中から二人で作ったというのもあり、精神的にも美味しい。
インデックス「んむ…」
ちら、とインデックスがそちらを見やると、フィアンマが丁度卵焼きを食べていた。
おずおずとインデックスは問いかける。
インデックス「お…美味し、い?」
フィアンマ「……まぁ、この間の『あれ』に比べれば遥かに上出来だ。そもそも料理が違うが」
インデックス「! これからもっと勉強して、もっと美味しいご飯作るね!」
フィアンマ「…あぁ」
インデックスは褒められて伸びるタイプなのか、嬉しそうにはにかんだ。
食べ終わったフィアンマは腕を伸ばし、インデックスの頭を撫でる。
告白しあって以来ちょっぴり離れたような気がする距離が、また戻ったような気が、した。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
381Res/308.33 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1344434112/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice