過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
1- 20
224: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/30(木) 18:10:30.32 ID:aaamNxL70
十月某日。
各国でローマ正教徒が暴動を起こしていた。
様々なところで抗議活動が頻発している。
外は民衆でごった返し、あちこちから怪我人が出る始末。
学園都市とローマ正教とは完全に敵対し、対立してしまっている。
にも関わらず、要職に就いているらしいフィアンマが何の反応も示さない為、インデックスは不思議そうに首を傾げた。
しかし、要職に就いているからこそ動揺を見せないのだろうか、とも考え。
結局関与も干渉も出来ないインデックスは、何も言わないでおいた。

インデックス「ミハイル、何だか騒がしいね」

フィアンマ「…そうだな」

インデックス「怪我してる人も出てるみたいかも」

フィアンマ「……」

インデックス「…」

戦争に発展したりしなければ良いな、とインデックスは思う。
隣の男が、戦争の勃発を、目的を果たす手段として目論んでいる事も知らず。
外は相変わらず騒がしい。

インデックス「……」

フィアンマ「…禁書目録」

インデックス「? 何?」

フィアンマ「…俺様と、ずっと一緒に居たいか」

インデックス「うん」

迷い無く、一瞬でも考え込む素振り無しに、ほぼ条件反射の如く、インデックスは頷く。
そして、困ったように笑った。

インデックス「どうしてそんな事聞くの?」

何を当たり前な事を、とばかりの語調。
対して、フィアンマは答えずに質問を続ける。

フィアンマ「…もしもの話だ。もしも、…俺様がお前と一緒に居る事で、近々世界が壊れてしまったら、どうする。沢山不幸な人間が出たら」

インデックス「…ミハイル?」

フィアンマ「あくまで、IFの話に過ぎん」

迷い迷って、結局答えを叩き出せなかった彼は、インデックスに甘えた。
甘え方の部類としては最悪の形だが。

インデックス「……世界が壊れるっていうのは分からないけど…でも、沢山不幸な人が出るのは嫌かも」

フィアンマ「……」

インデックス「えっと、もしものお話だよね? ミハイルが私と一緒に居ない状態…どこかに行ったら、どうなるの?」

フィアンマ「そうだな…世界中の、全ての人が幸せになる」

インデックス「……」

最低だ、とフィアンマは自らの所業ながら思う。
自分の意思では決められないからと、こんな空想話として決定的な言葉を求めている。
こんな華奢で無力な少女一人に、責任の一端を担わせようとしている。

インデックス「どっちも選ばなかったら…ううん、質問が破綻しちゃうね」

フィアンマ「どちらかを選んでくれ。何、あくまで空想上…もしもの話だ」



インデックスの台詞決定投票安価区間は>>226-230です。
選択肢は以下のみ。

1. 『…選べない。だって、ミハイルと一緒に居られないなら、私は幸せになれないから。もしもの話でも、選べないよ…』(捏造=救済しないルート)

2.『…世界中の人が幸せになれるなら…、仕方無いかも。だって、もしもの話なんだよ、ね…?』(原作=世界救済ルート)

番号で投票してください。
同IDにつき一票です。(=連投無効)
よろしくお願いいたします。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
381Res/308.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice