過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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316: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/09/01(土) 23:50:14.54 ID:rLm5G6GP0

上条「…彼は死んだ。もう帰ってこない」

インデックスの期待を裏切る言葉。
淡泊に言い放ったのは、きちんと思いを込めて言ったら、泣いてしまいそうだったから。
インデックスはきょとんとした後、上条の言葉を脳内で繰り返し、ようやく理解する。
そして深呼吸すると、緩く首を横に振った。

インデックス「…それは、無いかも。…だって、ミハイルは強いもん。そんな簡単に死んだりしないんだよ。それに、帰ってくるって約束もした。…だから、帰って来ない筈ない」

彼はきっと帰ってくる、と彼女は頑なに信じている。
上条が何を言ったところで、それを捻じ曲げる事は無い。
それは狂信にも等しい。
だが、彼女は彼の絶対の味方で居ると誓ったし、彼の事を愛している。
どんなに時間がかかっても、彼は必ず帰ってくる。

インデックス「…他に用は、ある?」

上条「…いや、無いよ。…ミハイルさんと、…仲、良いのか?」

インデックス「私としては仲良しのつもりなんだよ」

のんびりと答え、インデックスは深呼吸をする。
別に上条の言葉を疑っているのではなく、上条より自分の希望をとっただけだ。
もう泣く事を彼女はやめた。
自分の笑顔を好きだと言ってくれた彼が帰ってきた時の嬉し泣き以外今は泣いたりしない、と決めたから。

インデックス「よかったら上がっていって欲しいかも。話し相手が欲しいところだったから」

断ろうかと思った上条だが。
インデックスの『ミハイルをきちんと知っている人も少ないから』という言葉を受け、意思を変えた。

上条「…お邪魔します」


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