過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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324: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/09/02(日) 14:29:57.85 ID:CweiXXUn0


甘い紅茶を啜り、クッキーを頂きながら。
上条は、インデックスと穏やかに会話していた。
共通点はフィアンマの存在だけ、だけれど、二人は気が合っていた。
とはいっても、話しているのは専らフィアンマについてだが。
インデックスの話を聞き、フィアンマは自分の知る『おにいさん』のままだったのだと知り、上条は紅茶と共に涙を呑みくだす。
そして少し仲良くなり、互いの名前や素性をきちんと自己紹介しあった上で。

上条は、懺悔を始めた。


彼がしようとしていた事。第三次世界大戦の真相。
それは、自分が関わっている事でもあるという事。
自分は彼に救ってもらった事。
そのかつて救われた恩返しの為に、彼を救おうとした事。
彼は本来やるはずの凶行に及ばず、話を聞いてくれた事。
脱出用のコンテナの数が足りず、またしても彼に救われた事。
その時に、伝言を頼まれた事。
彼はそのまま要塞と運命を共にした事。
現在の状況と、魔術サイドにおいての彼の扱い。
後悔。後悔。反省と…それから、後悔。

自分のせいなのだ、と上条は悔いた。
今思い返せばやはり自分の手に触れたから不幸にしてしまったのかもしれない、とも。
自分を責め、自分が死ぬべきであったと悔いる上条は、インデックスが聞いていた英雄<ヒーロー>という印象よりも、彼が救うと決めるに値した程弱い少年<こども>に見えた。

上条「……俺の、せいで。…本当に、…ごめん。…謝っても、…謝りきれない…」

インデックス「…>>326


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