過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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[saga]
2012/09/02(日) 15:22:27.75 ID:CweiXXUn0
インデックス「………ミハイルが自分で決めたことだから。あなたが苦しむ必要はないんだよ。ミハイルはあなたが苦しむことを、望んでいないはずだから」
ここで醜く騒ぎ立て、上条を責める事は容易い。
激情のままに怒りをぶつけ、泣き喚く事だって。
ましてや、インデックスの愛する人はこの眼前の少年を守る為に身を賭したのだから。
でも、彼女は上条を責めない。責めようなどという発想すら無い。
この男のせいで自分の好きな人は帰って来ないだなんて、一切思わない。
というよりもむしろ、フィアンマが助けようとしたこの少年が生きていて良かった、とインデックスは思う。
そして、何よりも、こんな状況で、条件で、世界中から憎まれる立場にある彼を一心に慕う人物が自分以外にも居て、安心した。
彼が死んでいても生きていても、自分が彼を待ち続ける事に変わりは無い。
インデックス「…私も、彼を止めなかったから。…だから、ある意味私にも責任はあるんだよ。でも、そんな事言い出してたらキリが無いもん」
上条「…、…」
インデックス「…納得いかないみたいだね。そんなに悩むのなら、彼とまた会った時に直接謝れば良いんだよ。だから、一緒に待とう?」
住む場所は違っても、自分と上条は彼に地獄から救ってもらったという点で、同類。
笑顔でそう提案するインデックスは、誰よりも強かった。
自分のせいで彼が死んだ、と嘆き悲しむより、いつか彼が帰ってきた時に立派になった自分に自信を持ち、胸を張って『お帰り』と言えるように、強く、前向きに生きていた方が良いに決まっている。
インデックス「どんな状況でも、私はミハイルの味方で居たいし、居るつもり。…とうまは?」
上条「…俺だって、味方で居たい。誰が何て言ったって、あの人は不器用なだけなんだ。あの人一人が悪い訳じゃない」
インデックス「あなたがそう思ってくれているなら、ミハイルは嬉しいと思うよ。…住む場所は違うけど、お互い元気に待とう。沢山の、世界中の人が彼を責めて憎んでも、私達だけは彼を責めないで支えてあげないと。庇ってあげるの。じゃなきゃ、味方って言えないから。私達が諦めたり責めたら、彼にはもう味方が居ないんだから」
上条「…そう、だよな。…あり、がとう」
インデックスと話す内に希望が持てたのか、上条は穏やかな表情で頷く。
何を思っても彼が救ってくれた命を生きていかなければならないのだ。
ならば、悔いるより前を向いて生きていった方が、絶対に、良い。
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