過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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333: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/09/02(日) 21:30:12.25 ID:QEYVougJ0

オッレルス「…実は一目惚れだったんだ。愛してる」

フィアンマ「…何を、」

オッレルス「…だから、君が幸せな方へ進んで欲しいと思ったまでだ。まったく関係ない相手であればともかく、好きな人の幸せを願うのは普通の事だろう」

言外に、関係無くなどないのだ、と告げながら、オッレルスはフィアンマの目を見つめ、視線を外さない。
好きな人の幸せを願う事。
確かにそれは当たり前の事だ。実際、フィアンマもインデックスの幸せを最優先するが故に、会いにいかない。

フィアンマ「…正気か」

オッレルス「狂ったつもりは無いが」

フィアンマ「…、…俺様には帰るべき場所がある。帰らないし、今更帰れないが。そこには好きな、…俺様が愛する女が居る。…言わんとしている事はわかるな」

つまり。
気持ちを受け入れる事は吝かではない。
そもそもフィアンマという青年は愛情に飢えているのだから、愛してくれるのであれば誰でも良いという部分がある。
だが、彼はもう会えない人間を愛している。いや、会いにいかないと決めているが、愛している事に変化は無く。
その状態でオッレルスの告白を受け入れるという事は、オッレルスをその愛する人間の代わりにするということ。
それでも良いのか、という遠回りな注意勧告に対し、オッレルスは嘆くでもなく頷いた。

オッレルス「…それでも構わないさ」

フィアンマ「……物好きなヤツだ」

オッレルス「自分でもそうは思う。…誰かの代わりでも、一向に構わない」

寂しい男だ、とフィアンマは思う。
いや、自分も充分寂しい人間ではあるのだろうが。
猫を愛でながら見つめる先、色素の薄い美しい緑の瞳は、インデックスとよく似ている。

フィアンマ(…俺様は、誰でも良いのか)

自分を好きになってくれるなら。
優しくしてくれるなら、誰でもいい。
何と自分勝手で貞操観念の低い事だろうか、とフィアンマは自嘲する。

フィアンマ「何の見返りも無しに家に置く時点でお人好しだけでは片付けられないとは思っていたが。そういう事か」

オッレルス「…生憎聖人君子ではないからな。普通、自分に心地の良い状況は率先して作るだろう」

フィアンマ「まぁ、そうだな。…で、主に何が目当てなんだ。身体か?」

オッレルス「否定はしない、」



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