過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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335: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/09/02(日) 21:30:44.49 ID:QEYVougJ0

十一月末日。
インデックスは、ようやく一人暮らしにも慣れてきた。
勿論、フィアンマが帰って来る事を諦めている訳ではない。
でも、自活出来る姿を見られて恥ずかしくないように、一生懸命生活していた。

インデックス「…、」

食事を終え、皿を洗い、片付けて。
ソファーに座ったインデックスは、髪留めを外し、手のひらに乗せて見つめていた。
ぶつけないよう気をつけて生活しているがために、髪に着けている割にはヒビや欠け一つ無い。
この綺麗な髪留めを彼だと思う事で、彼女はどうにか疲弊を抑えていた。

インデックス「……お料理、沢山出来るようになったんだよ。お掃除は、前より効率的に出来るようになったかも。…だから、早く帰ってきて欲しいな…」

時間がかかっているんだ。
もしかしたらどこかの病院に入院しているのかも。
北極海に落ちたのであれば、重体なのかもしれない。
ならば、半年程帰ってこなくたって、何ら不思議じゃない。

インデックス「……、」

でも。
寂しかった。
彼がどんな重罪人だって構わない。
ただ帰ってきて、抱きしめてくれれば、こんな暗い気持ちなんて吹っ飛ぶ気がした。
何もいらないから、ただ彼と一緒にいられれば、幸せなのに。
いつになったら帰って来てくれるのだろう。
せめて、連絡の一つ、寄越してはくれないだろうか。

不意に、ドアをノックする音がした。
現れたのは神裂火織。

インデックス「何か用事があるのかな?」

神裂「はい。…>>337



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