過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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341: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/09/02(日) 22:02:14.49 ID:QEYVougJ0

事後。
フィアンマはシャワーを浴び、下衣のみ纏った状態で、オッレルスを見つめていた。
人外の力を持っているようには見えないが、それは自分に限っても同じ事。
今更貞操にこだわろうとは思わない。そこまで自分の身体に価値など無い。
猫の肉球を指先で触り、その間食から得た癒しにて自分の心を宥めつつ、フィアンマは時計を見遣った。
もうすぐ夕方。ということは、行為をしていた時間は昼間だったようだ。
そもそも敬虔でない自分に性行為云々のモラルは関係無いか、と考え。
フィアンマは猫の前足を使ってオッレルスの頬をぺしぺしと攻撃した。

オッレルス「…ん、…」

フィアンマ「…女役より長く寝ているというのはどうなんだ?」

オッレルス「…君の常識は、よくわからないな」

のろのろと起き上がり、着衣を正すオッレルスに対し、フィアンマは猫を愛でた。
動物に触れる事でアニマルセラピーを試みているのかもしれない。
猫を解放したフィアンマは上の服も纏い、着衣を整え、ため息を吐き出す。
オッレルスはやや申し訳なさそうな表情で、彼の肩を抱いた。

オッレルス「…すまない」

フィアンマ「何を謝る事がある。互いに同意の上での行為だろう?」

オッレルス「それは、そうだが」

フィアンマ「お前が思っている程俺様は敬虔な十字教徒じゃない、心配には及ばんよ。男妾のような真似事に、覚えが無い訳でもない」

愛してくれるのなら誰でもいい、と思う時期は常にある。
まして、男性であるフィアンマに貞操を堅く立てる必要性も無かった。
誰に抱かれようと何をされようと、彼の空虚な心は、そんな事では傷付かない。

オッレルス「……、居場所がバレたようだ」

フィアンマ「お前の追手か」

オッレルス「或いは、君の追手か」

フィアンマ「逃げるのか?」

オッレルス「>>342



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