過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
1- 20
348: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/09/02(日) 23:42:41.16 ID:QEYVougJ0

インデックス「…あなたを……愛しているから……」

そのたった一言に、インデックスという少女の想いが凝縮されていた。

愛しているから、信じた。
愛しているから、帰って来るのを待った。
愛しているから、こうして会いに来た。

そこには打算も利害も無い。
フィアンマが居なくたって、インデックスは慎ましやかに一人で生活していくことは出来た。
彼女にだって状況判断能力が無い訳じゃない。
ましてや、上条からフィアンマの現在状況は聞いていたのだから。
彼と再び一緒に暮らせばどれ程自分が危険にさらされるか、予想は出来ている。
でも、その危険に対する恐怖より、愛情が勝ったから。

言葉が出なくなったフィアンマを見つめたまま、インデックスは微笑みかける。
傷つけられた者とは思えない、優しい笑顔。

インデックス「ミハイル。手を繋いで帰ろう。それで、お家に帰ったら一緒にご飯を食べよう。いっぱい練習したから、今度はもう一人で作れるよ。勉強したからね。自信、あるんだから」

フィアンマ「……」

インデックス「誰から責められたっていい、巻き込まれて酷い目に遭ったっていい。ミハイルが一緒に居て笑ってくれるなら、私は幸せなんだよ」

フィアンマ「……、」

インデックス「私はもうあなたに甘えない。ミハイルを守る。味方でいるって、そういうことだと思うから」

フィアンマ「お前が、俺様を、守る? 笑わせるなよ」

インデックス「『歩く教会』を着てミハイルに抱きついていれば、背後か前方、少なくとも一方向からの攻撃からは守ってあげられる。…何でもいいの。もう一度一緒にいられれば、なんでも、どうでもいい、」

フィアンマさえ傍に居てくれるなら、何も要らないと思えた。
本当に、今も強く、そう思っている。
彼と笑い合える日々に勝る人生など、幸福など無いと。

まったくもって意見を変えないインデックスに、自分の思うように嫌ってくれない彼女の態度に耐えかね、フィアンマは本心を吐露した。

フィアンマ「俺様はお前を不幸にしたくないんだ、」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
381Res/308.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice