過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/09/04(火) 22:15:15.22 ID:XVqXUZuS0
フィアンマ「…シチューが食べたい」
インデックス「シチューだね! 材料ならあるんだよ」
ついでに自分も食べよう、とキッチンへと移動したインデックスは手を洗った後、調理作業を開始する。
フィアンマも暇なためキッチンへと移動してきたが、彼が手伝う必要もなく、インデックスは手際が良くなっていた。
自分を待つ間に一生懸命練習したのか、と思うと、何だかしんみりとする。
フィアンマ「…泣くなよ?」
インデックス「だ、大丈夫。もう泣かないように玉ねぎ切れるようになったかも」
フィアンマ「そうか」
いつまでも子供のままではない、と不機嫌になるでもなくアピールするインデックスの様子を、フィアンマは和やかな様子で眺める。
まだ子供に希望を抱く歳でもないと自分でも思うのだが、何となく、自分の感情は恋愛とは違うような気がしてきた。
たとえば、父親が娘に抱くような感情とも、兄が妹に抱くような感情とも言えるような。
いや、そう限定してしまうと逆に不健全というか、歪んでいるのだが。
インデックスの想いに応えるべき感情の方向性ではなかったか、と今更ながら後悔する。
けれど、これからまたしばらく過ごしていれば、きっと自分は彼女に恋をするか、多角的に愛し続ける事だろう。
ひとまず今は、かけがえのない存在という認識で構わない。
久しく口にしたインデックスの手料理は遥かに上達しており、手際の良さから読み取れた通り、美味しかった。
一般的に料理下手が多いと言われるイギリス人がここまで上達するには、さぞ沢山学んだのだろう。
その完全記憶能力を用いて一生懸命レシピ本でも読んだのかもしれない。
フィアンマは努力をする人間を好む。というよりも、勤勉な人間の姿を好ましいと感じている。
だから、インデックスの料理に関する感想を求められた時、彼は楽しいと感じつつ、きちんと褒めた。
フィアンマ(―――確かに、『右方のフィアンマ』は死んだのかもしれんな)
自分はこんなに優しく甘い人間でもなかったし、もっと冷徹で淡白だったはずだ。
と、彼が今思っただけで。
前々から彼自身は特定の人間には優しかったのだが、彼自身にその自覚は、無いらしい。
インデックス「お風呂先に入ったんだよ」
フィアンマ「ん、」
目くらましの術式を施したところで、インデックスが風呂場から戻ってきた。
髪留めは濡れた髪に着けられない為、服につけてある。
フィアンマ「…持っていたのか」
インデックス「…思えば、毎日着けてたかも」
フィアンマ「…そうか」
相槌を打ち、フィアンマは立ち上がる。
風呂場に行こうとした彼の服裾を、おもむろにインデックスは掴んだ。
フィアンマ「……何だ?」
インデックス「えっと…
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