過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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59: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/11(土) 18:22:48.54 ID:LehRQdtAO

フィアンマ「………自分のものが傷つけられるのが、嫌だっただけだ」

淡々とした解答に、特別扱いのような素敵なものは感じられなかった。
加えて、自分のものだと言い切られた事には、羞恥と不服が込み上げる。

インデックス「…ありがとう。でも、私は物じゃないんだよ!」

フィアンマ「『禁書目録』が物品扱いでもおかしくはないだろう」

インデックス「私が魔道書図書館だから助けたって事なのかな?」

フィアンマ「仮にそうだとしたら、どうするんだ?」

フィアンマの発言に、インデックスは黙り込む。そうだとしても、感謝しなければいけない事には変わりないのだけれど。それでも、自分を普通の少女扱いしてくれているのではないかと、ほんの少し、インデックスは期待していた。

服は買ってくれた。
好きな物を着れば良いと。
髪留めをくれた。
上品で素敵なものを。

でも、本で言えば服はブックカバー。

でも、本で言えば髪留めは栞。

人間扱いでなくとも、贈り物は出来る。
彼は、自分を人間扱いしていないのでは。
どこまでいっても、自分は魔道書図書館(禁書目録)に過ぎないのではないか。
彼は一人の魔術師として、自分という魔道書図書館を手元に置いておきたいだけなのでは、ないだろうか。

インデックス「…どうもしないかも。ミハイルが私を助けてくれた事は、事実だもん」

フィアンマ「……」

インデックス「…お、おなかへった!」

にこ、と笑みながらの要求に、フィアンマは目を伏せながら立ち上がった。
そしてキッチンに一時消えた後、アイスを手に戻ってきた。



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