過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/08/11(土) 23:39:57.23 ID:LehRQdtAO
インデックス「うっちゃい! この朴念仁!」
フィアンマ「朴念仁とはまた随分な言われ様だな」
インデックス「わっ、私だって女の子だもん、それなりに配慮して欲しいかも!」
フィアンマ「意味が分からんのだが。別に売女呼ばわりした訳でもあるまいし」
インデックス「罵倒じゃなくても問題ありなんだよっ!」
がばっ、と枕から顔を上げたインデックスの暴言に辟易しながら、フィアンマは肩を竦める。
子供と言い争うつもりはないのか、はたまた女性特有のヒステリーと感じているのか、反応は極めて薄い。
インデックス「み、ミハイルの言い方は」
フィアンマ「で、食事は何時するんだ。用意は出来ているが」
インデックス「…今食べる」
言葉を続けようとするインデックスに、そんなことより、と言葉を遮ったフィアンマは、ひとまず食べ物で不毛な議論に終止符を打つ事にした。
一日の流れは早い。
歳を取れば取る程にそう思う。
とはいってもフィアンマはそこまで高齢ではないが。
やはり幼児や少年の頃と比較すれば遥かに、過ぎていく時間は早く…ぼんやりと、外を眺めてどことない哀愁に浸った。
『神の右席』に座する彼は、有事の無い限りほとんど動かない。
まして、『計画』の為の『準備』は、もう放っておけばやがて完成する。
このような怠惰な毎日を重ねて日々を終えるのはつまらない。
しかし、何をしたいという欲求も、今のところは見当たらない訳で。
フィアンマ「……」
インデックス「…?」
夕食や入浴を終えて以降椅子に腰掛け、僅かに憂鬱そうな顔をしているフィアンマの様子を眺め、完全に落ち着きを取り戻したインデックスは首を傾げる。
しばらく考え込む様子を見せた後、フィアンマはインデックスを振り返った。
フィアンマ「禁書目録」
インデックス「何かな?」
フィアンマ「明日からしばらく暇なのだが、何かやりたい事はあるか?」
インデックス「うーん…」
ソファーで座ったまま、インデックスは考え込む。
彼女も彼女で、逃げるのに必死だったせいでやりたい事など考えてこなかった。
それでもどうにか彼の期待に応えようと考え込み。
インデックス「…
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