過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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78: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/08/12(日) 20:58:10.31 ID:R6GbcMVH0

グロッキー状態のインデックスを日陰のベンチに座らせ、二人分の飲み物を買ってきたフィアンマは、のんびりとアイスレモンティーを飲んでいた。
インデックスはというと、フィアンマに買ってもらったアイスココアの入れ物を持ったまま、項垂れ、顔を赤くしていた。
別に暑い訳でも、日焼けをした訳でもない。
そう、いうなれば。

インデックス(…手、離さないでいて、くれたん、だよ…)

吊り橋効果によるときめきの最中だった。
彼女は吊り橋効果がどんなものか、ということを知らない。
ただ、どうしようもなくドキドキとして、どうにもフィアンマの顔を直視出来そうにない。
それしか、分からない。

インデックス「…あ、ありがとう。その、ココア」

フィアンマ「あぁ」

インデックス「んと、ええ、っと…」

フィアンマ「ん?」

インデックス「な、何でもないかも。気にしないで欲しいんだよ」

フィアンマ「そうか」

インデックス(『そう心配せずとも、お前の手だけは離さん』って、何だか、うん…えっと、頼もしかったんだよ…いつも頼もしいけどそれとは違うかも…)

インデックスが盛大に勘違いしているその台詞には、『約束をしたので手は離さない、バーはともかくとして』という意味程度しかないのだが。
考えれば考える程余計に意味を付け足してしまい、インデックスはそれらのごちゃまぜな感情を誤魔化すようにして、ココアをごきゅごきゅと飲んだ。
冷えた飲み物で、多少は調子がまともになったかもしれない。

フィアンマ「…体調はマシになったか?」

インデックス「ふぇ!? えっ、あっ、うん、もう大丈夫かもっ」

ぺた、と額に触れられ、びくりとしながらインデックスはフィアンマを見上げた。
顔がやや赤い状態で俯いている姿から、どうやら体調不良を読み取ったようだ。

フィアンマ「そうか、なら良い。次に乗りたい物は?」

インデックス「>>80


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