過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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123:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/06(木) 04:22:31.98 ID:EZgLHkXD0
>>122

「警視庁の草薙です」
「貝塚北署の内海です」
「あのさー、弁当屋のおばちゃんの元旦那のクソ野郎の件だっけ?
燈馬さんがそんな悪い事する訳ねぇだろ。いい加減にしろよ」

「ああ、いいですから。誤解は解けたみたいで」
「あ、そう?」
「君は?高校生?」

「まあね。ちょっとガキのオイタが過ぎたって奴でさ、
もう観察期限切れたけど保護司と社長が知り合いで真面目に定時制行ってんの。
資格取りたいからさ、燈馬さんにもちょいちょいな、
ちょっとでも数学が楽しいなんてこの人がいなきゃあり得なかったっての」

「でも、彼の高校の先生もなかなかユニークですよ」
「ユニーク?」

草薙が聞き返した。

「幾何と見せて関数。
少し見方を変えれば解ける、ちょっとした引っかけ問題ですけどセンスが面白い。
こないだなんて高校生相手に時間いっぱい四色問題を語り倒すって、
エルデシュ信者って思わぬ所にいるものですねー」

「いや、ありゃ参ったって、マジ何がなんだか」
「ノートに取ってただけ立派です」
「では、我々はそろそろ」
「おうっ、お疲れさんっ」

辞去する二人の刑事に快活な嫌味が飛ぶ。やはり、人望はある様だ。

「どうだ?」

帰路、草薙は内海に尋ねる。

「燈馬想、改めて」
「怖い、ですね」

草薙の問いに内海が答えた。


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