過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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141:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/08(土) 14:11:34.09 ID:q3Cr0rec0
>>140

「はい、燈馬です」

想は、鳴り続ける固定電話を取った。

「湯川だ」

即座に、想は気の緩みを後悔する。だった今から最高レヴェルの頭脳労働を要求されるのだから。

「君と、話がしたい」
「すいません、今夜は少し忙しいもので」
「いつなら会える?」

想は、敢えて送話口を塞ぎ、ごくりとショットグラスの中身を喉に通した。
静かな、だが、踏み込んで来る湯川の口調。緊迫感すら漂っている。
かつての経験からも、これは楽観できる状況ではない。
デジカメを接続したプリンターの音が部屋に響く。電話の相手が相手だ、今は思考を乱されなくはない。
まして、そのプリント自体が余り愉快ではない、となれば尚更だ。

「湯川さん」
「ん?」
「まだ、運動は続けていますか?バドミントンでしたか?
以前会った時には相当な身体能力でした」
「ああ、まあ研究の合間に多少はね」
「そうですか。それでは、今度の週末、一緒に空を飛びませんか?」

今回はここまでです。
続きは折を見て。


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