過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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154:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/14(金) 14:38:49.35 ID:tM2ZbihN0
>>153

「お任せ一つ」
「はい。お任せはいりまーす」

いつも通り、想は弁当を購入して店を後にする。
店を出た想は、途中でコンビニに寄り便所に入り施錠する。
そこで、弁当の袋の中から、可奈が目で示して滑り込ませていた一枚の紙片を取り出す。
折り畳まれた紙片を開く。取り敢えず、店のバックヤードで覆面男が拳銃を手にしていた訳ではないらしい。

「二人で話がしたい。連絡を欲しい」

便器に放り込もうとした手を止め、想はそのメモ用紙を自分の口から胃袋に呑み込んだ。

 ×     ×

「燈馬君」

仕事が引けてから、可奈は地元を離れたビジネスホテルの喫茶店を訪れていた。
テーブル席で、想が一人静かに珈琲を傾けている。
こうして見ると、どこにでもいる会社員と言ってもいい光景だ。
その声を聞き、想は伝票を手に立ち上がる。

「燈馬君?」
「行きましょうか」

支払いを負えた想が静かに言った。


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