過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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:
燈可奈弁X
◆WxhrC2Qhtw
[saga]
2012/09/16(日) 04:00:19.79 ID:ilAygl1s0
では、今回の投下、入ります。
>>157
× ×
「CIAに聞かれたよ、想兄ちゃんの居所を知らないかって」
「燈馬さんの?」
「うん。あの国にいたんだって」
「あの国って、それじゃあまさか内戦に巻き込まれて…」
「元々は研究所の仕事で来てたんだけど、
政府の上の人に頼まれて私的なブレーンとしてあの国の運営そのものに関わってた、って」
「そう、あの人ならそういう事も。でも、居所って、あの国は…」
「うん。内戦状態になって、想兄ちゃんの居場所、彼らは僕に聞いて来た。
あの騒動、僕と想兄ちゃんが組んで仕掛けたと思ってたよ。
無理もないよね、僕はあの国にいた事すら知らなかったのに」
「どこにいるのか、分からないの?」
「その話を聞いて、あの国や想兄ちゃんに関わる知り合いに連絡を取った。
想兄ちゃん僕の報告書の発表の後、混乱の収拾のために政府の立場であの国の中で奔走してた。
そのまま、どこにいるか分からなくなった、って、そこまでしか分からない。
前に言ってたよね、水原さんと連絡が取れなくなった、って」
「うん」
「僕の所に届いたのは命懸けの内部告発だった。
関係して表面化したものだけでも幾つも事件が発生して、巨大な背景が見え隠れして、
鯨崎警部もビア警部も、理不尽な圧力には職を賭して抗って」
「うん」
「届いたデータだけでも、下調べの段階でいよいよ容易ならざる事態だって分かった。
現地の実力者、多国籍企業、幾つもの政府レベルの利害に
世界的権威と言われる、尊敬してた、学者も関わって。
あれは、絶対消しちゃいけない、絶対に、消したらいけないものだったんだ」
「うん」
「だから僕は、ごく一部の協力者、記録者だけを頼った極秘調査を選んだ。
相手側にも現地の軍閥と世界的な権威がついてる。
正面から指輪を使っても泥仕合をやっている間に相手は取り返しの付かない事をやりかねない。
だから、今回だけは黙って」
「うん、心配した。一年連絡がなかったら、なんて書き置きだけ残されて」
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