過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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燈可奈弁X
◆WxhrC2Qhtw
[saga]
2012/09/24(月) 15:27:42.67 ID:2okgrC/F0
それでは今回の投下、入ります。
>>176
× ×
昼下がり、曇天模様の空の下、草薙は乗用車の後部座席に乗っていた。
乗用車を運転しているのは、かつては警視庁刑事部の幹部として捜査本部の雛壇で草薙と対し、
今は警察庁の要職にいる。当然キャリア組だが信頼の出来る指揮官だった。
車は橋の近くに停車し、促されて草薙は車を降りる。
二人で堤防を降りて河川敷に。橋桁の陰から、一人の女性が姿を現し頭を下げた。
「草薙さんですか?」
「ええ」
草薙は、背後の男性が小さく頷くのを確認し、前方の女性に返答する。
「彼女は南空ナオミ君、かつてはFBIの特別捜査員として、
現在はフリーの調査員として数々の難事件を解決したキャリアの持ち主だ」
「南空です」
南空ナオミが改めて頭を下げ、草薙もそれに倣う。
「今回は別筋の依頼だが、彼女はとある秘匿性の高い調査機関とも提携と言ってもいい協力関係にある」
「調査機関?」
「うむ。形式上は民間だがインターポール、ユーロポールや先進各国の警察上層部が
事実上その存在を承認し、むしろ指揮下にあると言っても過言ではない。
一部の協力者を除き現場には表面化はしない、
私自身存在を知っている、と言うレベルの秘匿性の高い組織であるが
極めて有能であり高い国際的な信頼を得ている事は間違いない」
他の人物が言っているのであれば何の漫画の話だ、と言いたくもなる所だったが、
刑事の職務中に裏で許可を取ってそういう冗談を言うには
余りに縁遠い相手である事も草薙はよく知っていた。つまり、かなり厄介な事になりそうだ。
「それで、その南空ナオミ調査員が今回どの様なご用件でしょうか?」
そこまでややこしい、しかも元FBIつまりアメリカと言う事になると、
一介の刑事である草薙には最近多少の心当たりがあった。
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