過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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179:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/24(月) 15:30:16.38 ID:2okgrC/F0
>>178

「OK、単刀直入にいきましょう」
「そうしていただけると有り難い」

ナオミの言葉に草薙が応じる。国は違うが、これは確かに同業者の目、言葉だ。

「燈馬想の当日を含む12月2日から過去三日間の行動を把握している限り教えていただきたい」
「あんたもか」

草薙の呟きを、ナオミの視線が鋭く捉えた。

「つまり、気が付いた人がいる。警察はまだ把握していない」
「今は申し上げられませんな」

ひっそり唾を呑んだ草薙の言葉に、その背後から取りなそうとする挙動をナオミが手で制する。

「あなたの目的は?」
「端的に言えば燈馬想の素行調査。依頼の詳細は申し上げかねます。
しかし、この事件を無視する事は出来ない。
水原可奈に関しては別のルートで把握しています」
「それを、私に協力しろと?あなたが民間人であれば法に触れる事になる」
「あなたにご迷惑は掛けしません。もちろん捜査を妨げるつもりもない」

「草薙君、命令は出来ない。
だが、応じるのであれば関係資料を私のパソコンに送って欲しい。これがアドレスだ。
無論、外部からどうこう出来ないセキュリティは尽くしてある。
つまり、トラブルになるなら間違いなく私の名前が出る」
「南空さん」

改めて草薙が一歩踏み込んだ。

「あなたが、事件を揉み消そうとする側ではないと言う保障は?あなたに聞いておきたい」
「私は、短い間でしたがFBIの特別捜査官として殺人事件を含む捜査活動に従事して来た。
靴底をすり減らし地べたを這い回るその先で獲物を奪い去る、その意味を知っている。
そんな真似はしない。そして、私の依頼主も決してそれを許さない。
刑事としてのあなたの顔を潰す様な真似はしない、約束します」


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