過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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182:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/24(月) 15:38:08.62 ID:2okgrC/F0
>>181

「いや、警察は来てない」
「警察、は?」
「うん。水原さん、南空ナオミ、って人知ってる?」

可奈は、まず言葉を失った。

「水原さん?」
「う、うん、ごめん。知ってる。元FBIとかで燈馬君のアメリカの知り合いにも色々聞いて回ってるって。
直接会った事はないんだけど」
「そう。それで、私も色々聞かれたんだけどね、一つ特に食い付いて来た事があったんだ」

「食い付いて来た事?」
「うん。昔森羅が解決した事件で燈馬さんも関わった時の事、そう、水原さんも一緒で」
「えーっと、それってベルギーの…」
「違う、そっちじゃない」

 ×     ×

「その時、何と言って真実に導いた…」

電話を切った後、可奈は立樹から聞いた言葉を反芻していた。
改めてそれを尋ねた南空ナオミの態度は明らかに尋常ではなかったと言う。
可奈は、腕を組んで首を傾げる。
あの時、何と言って、いや、立樹から聞いてはいるが、立樹自身断片的にしか聞いていなかった。

もう一度改めて、
恋人さんですか、お互い大変、ビルハルツ住血吸虫、負け犬…基本、全滅…これは違う。
そうだ、あの時確か

 ×     ×

「ただ今ー、おかあさん帰ってるの?」

帰宅した水原美里は、雰囲気から今日は母親がいると見当を付けていた。

「おかあさん?どうしたのおかあさんっ!?」

トイレのドアが開いている事に気付いた美里は、その中を見て飛び込んだ。
そこでは、可奈が洋式便器に顔を突っ込む様にして蹲っており、
その白い陶器は緑色に染まっている。


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