過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
1- 20
192:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/03(水) 04:31:14.95 ID:tzMxPPmP0
>>191

「それじゃあ僕は」
「うん、お休み」
「お休みなさい」

想と可奈が言葉を交わす。
美里から見て、ここ何日か可奈の様子が変だった。
酷く落ち込んでいたかと思うとやたらと空元気を発動したり。
だけど、今夜は本当に美味しいお酒だったらしい。それは美里にも分かった。

 ×     ×

いい気分で帰宅した想は、ランプの点灯に気付き留守番電話の再生ボタンを押す。

「初めまして、ルポライターの間木照子と言います。
少しお伺いしたい事があります。こちらの連絡先は…」

 ×     ×

「お早うございます」
「はい、お早うございます」

朝、カウンターに近づき可奈に声を掛ける想に、可奈は挨拶を返す。

「お任せ弁当を一つ」
「はい、お任せ入りまーす」

淡々と、想はお任せ弁当を購入する。
ついこの間までの、いつも通りの二人の姿がそこにはあった。

 ×     ×

「いただきます」

昼休み、工場の食堂で想が手を合わせる。
あの弁当屋のお任せ弁当だ。
朝から雰囲気も心なし穏やかに見えたが、実際分かりやすいと知り合いの工員はそう見ていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
311Res/431.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice