過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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204:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/04(木) 15:26:40.79 ID:QfLwWP+R0
>>203

「!?」

白い光がナオミの目を射る。
次の瞬間、ナオミの両手は想の前腕部を掴んでいた。

「さすがに、プロですか」

想がぼそっと言った。

「あなたは敢えて、ポケットの中の右手に私の注意を集中していた。
その、LEDのミニライトを掴んだ右手に。
ナイフは左の背中、ベルトにでも差していましたか」
「僕の負け、ですか」

その言葉に、ナオミは瞬間眉根を寄せる。

「余り、私を甘く見ないで下さい」
「そうですね」
「この刃渡りではリバー狙いで殺れるのはそれこそプロ。
素人では真正面から零距離で喉笛でもぶち抜かない限り死なないでしょう。
これは見なかった事にします。これ以上私の依頼人を悲しませないで」

想が掴まれた腕を力任せに振り解く。
互いに、次のアクションをとり易い様に、敢えて流れに任せ軽く後ろに跳ぶ。
着地したナオミの目がカッと見開かれ、彼女は両腕を緩く外側に開き全身を硬直させた。

今回はここまでです。続きは折を見て。


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