過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
1- 20
221:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/19(金) 14:47:57.68 ID:uJWzfwxa0
>>220

「もう一つだけ」
「なんでしょうか?」

内海は、我ながらどこぞのテレビの中の変人天才刑事の様だと思いながら、
実の所たった今思い出した質問を切り出し、可奈は愛想良く応じる。

「燈馬想の頭の中には地図が入っているんですか?」

その質問に、一瞬きょとんとした可奈はふっと懐かしそうに微笑んだ。
しかし、その温かな筈の微笑みに内海薫が感じたのは、血の凍る様な戦慄だった。

「はい、入ってますよ」

にっこり微笑んだ可奈はさらりと答え、再び一礼する。

 ×     ×

「乱暴されたぁ?」

水原可奈を送り返した後、捜査本部で葛城が内海に聞き返した。

「はい。ストーカー行為について話を付けようとした所、
ホテルの部屋に呼び出されて乱暴されたと。
正確には強姦未遂です。薄くなっていましたが痣や傷跡も残っていました」

 ×     ×

「もしもし、ああ、俺だ」

貝塚北警察署の廊下で、携帯電話を受信しながらさり気なく目立たない位置に移動した草薙を
内海は追跡する。相手の見当が付いたからであり、草薙も拒まなかった。

「取り敢えず一日の調べは終わったって所だ。
電話じゃちょっとな。只、現状では自首は維持せざるを得ない。
それで一つ、確認したい事がある。燈馬想の好みのウィスキーだ。ああ、ああ…」

草薙が電話を切った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
311Res/431.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice