過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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242:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/28(日) 01:08:58.64 ID:Vxo/hs3a0
>>241

 ×     ×

「つまる所」

アラン・リードは、自宅のソファーでルービック・キューブを回しながら報告を受けていた。

「燈馬は自首して逮捕され、南空ナオミは行方不明で音信不通、そういう事か」
「申し訳ございません!全ては私の一存で行った事。
いかなる処分も甘んじて受けます。解雇であれ…」

ルービック・キューブを投げ出し立ち上がったアランは、振り返り指差しながら叫んでいた。

「その先は言うな、絶対に言うな言ったら絶対に許さんからなっ!!」
「申し訳ございませんっ!!」

「分かるな?分かってるよな?お前、まんまと燈馬にハメられたんだ」
「はい」
「あいつは基本、お人好しだ。だけどな、必要とあらばどこまででも冷酷にも腹黒くもなる、
しかも、一片の歪みもなく合理的にだ。
聡明で生真面目、義理堅い良識ある常識人で健全な社会人。
そんなお前をつっつけばどう考えてどう動くか、最初っから全部読まれてたって事だ」

「申し訳、ございません」
「ああ、お前一人で尻尾を掴める様な相手なら、
俺様は今までそんな相手に何をしてたんだった事になるからな。
大体、それでお前を首にしたらこっちの尻に火が付く」
「え?」

「俺も最初からそのつもりだって事だ。
燈馬にそこまでさせる事が出来るなんて他に誰がいる?
忘れたか?最初に水原可奈に目を付けたのが誰だったのか?」

そう言って、アランは手元の受話器を取り上げる。


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