過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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260:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/31(水) 17:45:25.29 ID:bXMuUyGS0
>>259

 ×     ×

何か、酷く疲れた。
雑多な雑居ビルの事務所でソファーに体重を預けながら、姫子は大きく嘆息した。
鍵が見付かりそうな気がする。それは確かだったが後一つ、何かが引っ掛かって先に進めない。
しかし、何かとんでもなく恐ろしい予感がするのは確かだった。驚異、と呼ぶに相応しい。
電話の音を聞いて立ち上がる。丁度今は手下も出払っている。

「はい、江成法律事務所です」
「…もしもし、江成先生?…」
「ええ、江成は私ですが」
「わたしです、わたぁし…」

「?…もしもし、美里さん?」
「はい、水原美里です」
「そう。お電話ありがとう。どうしたの?」
「うん、お話ししたい事が、あったんだけど」
「そう、聞かせてもらえるかしら?」
「お話ししたかったんだけど」

「えーと美里さん、今、どこにいるの?」
「今、学校、学校にいる」
「そう、出て来られる?近くで…」
「うーん、今、ちょっと難しい、かな?」
「戻りましたクイーン会長…」

姫子は、すかさず自分の唇に指を当て、走り書きのメモを渡す。
渡された手下は目を通し、顔色を変えて吹っ飛んでいく。

森下南中学校に連絡
校内を探索して水原美里の「生存」(赤字)を確認
弁護士江成姫子の名の下に命ず
大至急!!!

今回はここまでです。続きは折を見て。


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