過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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261:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/11/02(金) 15:53:26.25 ID:aEGHdTkt0
それでは今回の投下、入ります。

>>260

 ×     ×

「時間が限られてる、大事な話だから最後まで聞いて」

接見室に現れた想に、江成姫子は早口で切り出した。

「水原美里が私に、彼女が知る事件の全容を告白した」

切り出して、姫子は想を見る。相変わらず穏やかな眼差しで姫子を見ている。

「これも、友人を弁護人にしたあなたの計画通りかしら?
水原美里は私があなたの弁護人である事を十分理解した上で私に話してくれた。
つまり、彼女は良心をあなたに預けた事になる」
「美里さんが知る事件の全容、ですか」
「ええ、そうよ」

「僕が構わないと言えば、それは警察に提出されると言う事ですか」
「そういう事になるわね。やっぱり余裕ね」
「そう見えますか?」
「質問に質問で返すのは卑怯です」

そう言って、姫子はふっと口元を緩めた。

「…わたしはわたぁし」
「ライトノベルを嗜むのですか?」
「私の周辺にはどういうタイプの人間がいると?」

その言葉に想が頷いた。

「旧探偵同好会ミステリー同好会の会長だった者です。
周辺ジャンルにも多少の関心はあります。
あなたが即答した事の方が結構興味深い事です」
「あちらの友人に勧められました。なかなか興味深いお話です」


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