過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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27:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/12(日) 00:26:39.38 ID:J/BelBu70
>>26

 ×     ×

「もしもし」
「もしもし、燈馬君?」
「はい。警察、来ましたね」

「燈馬君も事情聴取」
「ええ、見ての通りです。どうでしたか?」
「うん、燈馬君の言った通り。富樫の事とかアリバイの事とか」
「聞かれた事をありのまま必要最小限答えましたね?」

「うん、大丈夫、だと思う。燈馬君は?」
「僕も大丈夫だと思います。警察は少なくとも水原さんの携帯、固定両方の通話記録を取る筈です」
「じゃあ、この電話も…」

「ええ、恐らく通話記録は取られる筈です。
予定通り、僕はあの事を話しました。である以上、こうして僕が水原さんに電話を掛ける。
そうしないのがむしろ不自然です。現状だと警察が把握出来るのは通話の時間と相手だけ。

固定電話、特に集合住宅は違法盗聴の恐れがありますが、携帯電話のデジタル電波の解析は難しい筈です。
携帯電話を盗聴するには令状をとって電話会社を巻き込む必要がありますが、
現時点で判事の許可が下りるとは思えない。例のゴミにカモフラージュした蝶番の、やってますよね?」

「それも大丈夫、侵入者の気配は無し」

「だとすると、最初にクリーニングしましたから室内盗聴の恐れも低い。
捜査一課が窓硝子のレーザー盗聴までやるとは思えませんから、
僕らの関係から逆算して不自然なかけ方をしない限り携帯は大丈夫の筈です。
そろそろ不自然な時間になりますから、予定通りにお願いします」

「分かった、お休み、燈馬君」
「お休みなさい水原さん」

 ×     ×

「あー、どうも、警察の者です」
「警察?」

早朝の路上で、女は草薙と内海に訝しげな視線を送る。

「クラブ「まりあん」におつとめですよね?少しお伺いしたい事が…」


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